明日の楽曲セミナーで勉強する曲はバッハの小さなプレリュード ハ短調 BWV.999 です。
どんな曲かというと、、、
最初に調べた時、リュートのために書かれた曲だと出てきました。
バロック・リュートではこんな感じの音色になります。
こんなリュートもありました。
更に調べていくと、元々こんな楽器に書かれた曲だと出てきました。
その名もリュート・ハープシコード!
Wikipediaから写真をお借りしました。
リュートとハープシコードが合体したような楽器です。
どんな音が鳴るのか、気になったから、調べてみたら、出てきました!
ハープシコードよりは、少し深みがあるというか、ちょっと丸い、暗い音のような気がします。バッハはこの楽器を気に入っていたようです。今は殆ど現存しない楽器で、ここで演奏されているのは新たに作られた復刻版だと思います。
昔は色々試されていたのですね、、、
非常に興味が湧く楽器です。
大阪を拠点にピアノの先生や大人のピアノ好きさんたちに向けたピアノレッスンセミナーを開催しています。このブログではセミナーで取り上げたテーマに関連する動画などを集めて解説します。どんなセミナーなのか、気になる方はメッセージをくださいね!
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2018年11月12日月曜日
2018年11月8日木曜日
ドイツ民謡
ぴあのレッスンくらぶ2では、現在、チャイコフスキーの「子供のためのアルバム」作品39を勉強中です。
この「子供のためのアルバム」は、チャイコフスキー38歳、1878年に作曲されました。
旅好きだったチャイコフスキー。
その前の年からヨーロッパ旅行に出かけていたチャイコフスキーは、その旅行後に妹の嫁ぎ先を訪れていて、当時7歳の甥ウラディミール・ダヴィドフにこの曲集を捧げたそうです。
その旅の影響かどうか、曲集には、例えば、「ドイツの歌」「ナポリの歌」「フランスの古い歌」「ポルカ」「カマリンスカヤ(ロシアの踊り)」「ワルツ(ちょっとウインナーワルツっぽい)」など、ヨーロッパ各地の民謡やダンスにちなんだ曲がたくさん含まれていて、まるで世界旅行に出かけているかのようです。
ヨーロッパの民族舞踏といっても、あまり日本人には馴染みがありません。日本でも地方、地方で独特な盆踊りがあるように、ヨーロッパも国や地方によって、風習も衣装も全てかなり違う。見るだけでは何処の地域のものなのか、なかなか分かりづらいですが、百聞は一見にしかず、民謡を取り上げる際には、その国の色んな地方にまつわる民族舞踏を観てもらい、雰囲気や衣装、ダンスのステップやリズムを感じてもらうようにしています。
今回はドイツの民謡。
チャイコフスキーの曲は、チロル地方のヨーデルを模写してる??と思えるモチーフの動きがあるのです。
ヨーデルはこんな感じ。裏声が非常に特徴的です。
とっても有名な方のようです。
ドイツのダンスは???そう思って調べてみました。
ワルツのルーツとなるレンドラーなどかな、、、と思っていたけれど、想像を越えて、色んなダンスが見つかりました。一番印象的なのが、男性のダンス。衣装も独特。木こりたち?が仕事の合間や作業を終えてビールを飲む際に踊ったのか、力強さと荒々しさと素朴さが入り混じる、楽しいダンスなのだけど、足と手をパチンと合わせてみたり、床を踏み鳴らしてみたり、なかなか激しい。
Die Trauner BOCKLEDER-TRETER - Schuhplattler-Gruppe des Heimat- und Trachtenverein Traun/Oberoesterreich - fuehren anlaesslich des Maibaum-Aufstellens 2012 am Hauptplatz Traun den HOLZHACKER-Schuhplattler auf.
挙句に、空に投げ飛ばされる始末。。。(笑)
下に落とされないことを願うばかりです、、、
女性と一緒に踊るダンスはレンドラーのような動きで可愛らしい。Rheinländer(ラインランダー)と言うそうです。Wikipediaによると、ラインランダーはドイツ、オーストリア、スイス、スカンジナビアの民族舞踊で、これは、ポルカに似ており、スコットランドとバイエルンのポーランドに関連しているそうです。
こんなのもありました。
糸を紡ぐ仕事をする女の人たちが踊ったところから出ている?と思われるダンスがあったので、ここに紹介。
衣装を見ても、チロル地方と、他の地方の差なのかな?と思ったりもします。また、色々な職業によって、生まれた踊りも違うのかな、、という気もします。民謡やフォークダンスには庶民の暮らしが反映されているような気がする。色々興味が湧きます。
ドイツの民族舞踏を調べていくうちに、いくつかの種類があることがわかりました。もう少し下調べをしてから、また改めて書きます〜。
今日のところは、色んな面白いダンスがあると言うことで。。
この「子供のためのアルバム」は、チャイコフスキー38歳、1878年に作曲されました。
旅好きだったチャイコフスキー。
その前の年からヨーロッパ旅行に出かけていたチャイコフスキーは、その旅行後に妹の嫁ぎ先を訪れていて、当時7歳の甥ウラディミール・ダヴィドフにこの曲集を捧げたそうです。
その旅の影響かどうか、曲集には、例えば、「ドイツの歌」「ナポリの歌」「フランスの古い歌」「ポルカ」「カマリンスカヤ(ロシアの踊り)」「ワルツ(ちょっとウインナーワルツっぽい)」など、ヨーロッパ各地の民謡やダンスにちなんだ曲がたくさん含まれていて、まるで世界旅行に出かけているかのようです。
ヨーロッパの民族舞踏といっても、あまり日本人には馴染みがありません。日本でも地方、地方で独特な盆踊りがあるように、ヨーロッパも国や地方によって、風習も衣装も全てかなり違う。見るだけでは何処の地域のものなのか、なかなか分かりづらいですが、百聞は一見にしかず、民謡を取り上げる際には、その国の色んな地方にまつわる民族舞踏を観てもらい、雰囲気や衣装、ダンスのステップやリズムを感じてもらうようにしています。
今回はドイツの民謡。
チャイコフスキーの曲は、チロル地方のヨーデルを模写してる??と思えるモチーフの動きがあるのです。
ヨーデルはこんな感じ。裏声が非常に特徴的です。
とっても有名な方のようです。
ドイツのダンスは???そう思って調べてみました。
ワルツのルーツとなるレンドラーなどかな、、、と思っていたけれど、想像を越えて、色んなダンスが見つかりました。一番印象的なのが、男性のダンス。衣装も独特。木こりたち?が仕事の合間や作業を終えてビールを飲む際に踊ったのか、力強さと荒々しさと素朴さが入り混じる、楽しいダンスなのだけど、足と手をパチンと合わせてみたり、床を踏み鳴らしてみたり、なかなか激しい。
Die Trauner BOCKLEDER-TRETER - Schuhplattler-Gruppe des Heimat- und Trachtenverein Traun/Oberoesterreich - fuehren anlaesslich des Maibaum-Aufstellens 2012 am Hauptplatz Traun den HOLZHACKER-Schuhplattler auf.
挙句に、空に投げ飛ばされる始末。。。(笑)
下に落とされないことを願うばかりです、、、
女性と一緒に踊るダンスはレンドラーのような動きで可愛らしい。Rheinländer(ラインランダー)と言うそうです。Wikipediaによると、ラインランダーはドイツ、オーストリア、スイス、スカンジナビアの民族舞踊で、これは、ポルカに似ており、スコットランドとバイエルンのポーランドに関連しているそうです。
こんなのもありました。
糸を紡ぐ仕事をする女の人たちが踊ったところから出ている?と思われるダンスがあったので、ここに紹介。
衣装を見ても、チロル地方と、他の地方の差なのかな?と思ったりもします。また、色々な職業によって、生まれた踊りも違うのかな、、という気もします。民謡やフォークダンスには庶民の暮らしが反映されているような気がする。色々興味が湧きます。
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