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2018年9月19日水曜日

Skypeピアノセミナー (9/21/2018)--J.S.Bach: Invention no.1

毎月1回、鹿児島鴨池にある1997年創業の英語・音楽(ピアノ・ヴォーカル)・カルチャー教室・エバーグリーン (http://cozyeg.com/)と大阪の自宅を中継で結んでセミナーを行っているのが、このSkypeピアノセミナーです。明日のために勉強、勉強。。。

9月のテーマは「J.S.Bach: Invention no.1」です。

バッハをどう弾けばバッハらしくなるのか分からない、どのように解釈して弾けば良いか分からない、自分がやっていることが正しいか分からない、などという意見もよく耳にしますし、と言ったいのが苦手という人も多いと思います。

もともと、バッハは今あるモダンピアノで作曲したわけではありません。音域も違えば、出る音量も違う。バッハの時代の楽器で演奏を聴いて、雰囲気を掴んでみましょう。

まずはクラヴィコード。

クラヴィコードはをタンジェントと呼ばれる金具で突き上げることで発音する鍵盤楽器である。長方形の箱形の楽器で、テーブルや専用の台などの上に置いて用いる。音量はチェンバロなどに比べると小さいが、打鍵の強さによって音に強弱をつけることができる。
(Wikipedia: クラヴィコードの解説 (Wikipedia))
 
クラヴィコードの演奏を聴いてみましょう。


 もうひとつ、非常に素敵な演奏をする、日本人の男の子がいるので、ご紹介。
アムステルダムで行われたバッハプロジェクトにも参加した、将来有望視されている男の子のようです。非常に音楽的。


クラヴィコード演奏:大藤莞爾
楽器制作:山野辺暁彦

彼はInvention No.2をハープシコードで演奏できているのですが、それもおすすめですが、それは、また別の機会に。。


次はそのハープシコードの演奏です。
(チェンバロのWikipediaの解説はこちらのリンクでご覧ください。)

ところどころに入る即興的な装飾音符と、フレーズとフレーズの間に入流、抑揚を表現するような間合いにも注目してみましょう。

  
Benjamin Alard, harpsichord

これらの弾き方を現在のピアノにどれだけ反映させるかは、それぞれの好みにもよると思いますが、分析などから得た情報や、その他の知識などと組み合わせて、曲の雰囲気、テンポの設定、指のタッチ、強弱を決める判断材料にしていくと良いと思います。


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